例えば、東京成田とワシントンDCを結ぶANAのNH01, 02便の往復では、2か月後の予約でエコノミークラス約16万円、ビジネスクラス68万円と4倍以上もの差があります。
(実は、ちょうど貯まっていたマイルで乗れることになり、この記事もビジネスクラスの座席で書いています!)
この記事は、仕事での出張や海外旅行でビジネスクラスが気になっている方向けに書いています。
高額なチケットを買う前に、本当に価値がありそうかという判断をするのに参考になればと思います!
私は海外旅行・出張の経験が多くあります!
私が海外に関心を持ち出したのは大学に入学してからと少し遅いのですが、それ以降は結構な頻度で飛行機に乗って海外旅行をしていました。
特に私が大学に入った2007年頃からはLCCという安い航空賃のある航空会社や、スカイスキャナーのような安い航空賃を検索できるサイトが出てきたこともあり、海外旅行のハードルが低くなってきていたと思います。
大学時代にはヨーロッパ、アジア、オーストラリアをバックパッカーで回りました。
また、仕事を始めてからも1年目から海外担当の部署に所属し、年に5-6回のペースで海外出張&年に2-3回のペースで海外旅行をしています。
エコノミークラスの経験は約100回!
たくさん飛行機に乗っているとお伝えしましたが、そのほとんどはエコノミークラスです。数えてみると、100回近くこれまでエコノミークラスで飛行機に乗っています。
やはり金額を考えて、普段の旅行では安いエコノミークラスを選んでしまいますね。
仕事の海外出張でも、20代では基本的にエコノミークラスでの出張のみでした。
その時は、
なんて思っていました。 しかし、実際に乗る機会があってからは、
「ビジネスクラスに乗るべきタイミングも確かにある」、と思うようになりました。
ビジネスクラスの経験はたった6回!航空会社は5種
私の初ビジネスクラスは2年前、28歳の時のANA便でした。
その後、ユナイテッド航空、デルタ航空、大韓航空、フィリピン航空のビジネスクラスを経験しました。
それらの経験から航空会社や距離ごとにサービスが異なる点もありますが、基本的にはビジネスクラス共通の特別サービスがあることが分かりました。
ビジネスクラスにしかないサービスはたくさんある!
それでは、私がこれまで6回ビジネスクラスに乗ったなかで分かった、ビジネスクラス特有のサービスについて1つずつ説明していきたいと思います。
空港に着いた時から時間短縮!チェックインが別カウンターで受けられる!
空港って無駄な時間を過ごすことが本当に多いと思うんですよね。
空港に2-3時間前を目安にはつかないといけないし、空港についてからもチェックイン、荷物検査、搭乗のそれぞれで列が長くて時間がかかりますよね。
ビジネスクラスでは、空港についてまず最初の長い列、チェックインの列をショートカットすることができます。
それは、エコノミークラスの列とビジネスクラスの列は基本的に別になっていて、長い列があるのはいつもエコノミークラスだからです。
エコノミークラスで並ぶと30分くらいかかるものが、ビジネスクラスでは並ばずに手続きができるので、それだけでも30分の時間の短縮になりますね。
また、荷物検査についても、空港によってはビジネスクラスは別ルートを設けている場合があるので、そこでもショートカットが可能な場合があります。
荷物検査後、搭乗までの時間はラウンジで無料で飲食ができる&Wi-Fiが使える!
荷物検査が終わると、免税店やレストランが並んでいますが、いつも思うのがレストランの値段がとても高いこと。例えば、タイのバンコクなどは街中では100円で食べられるような焼きそばが空港では800円したりします。
だからといって、座るスペースも限られますし、パソコンをしたい場合は机が必要ですよね。
ビジネスクラスの場合には、航空会社のラウンジという場所に入れます。
ソウルの大韓航空のラウンジはこんな感じでした。
テーブルと椅子があり、場合によってはビュッフェスタイルの食事や飲み物(アルコールも含む)を自由にとって飲食することができます。無料でセキュリティがしっかりしたWi-Fiもありますので、搭乗の時間までを有効に使うことができます。
優先搭乗で、飛行機に乗る列も短くて済む
いざ飛行機に搭乗となったとき、しっかり搭乗時間に指定の搭乗口に行ってもチェックイン以上に長い列になっていますよね。行く時間にもよりますが、エコノミークラスの場合20分くらいこの搭乗で待たされると思います。
ビジネスクラスは、ここでも別ルートになっています。多少の列はありますが、待ち時間は約5分。
ここでも15分ほどの時間が節約できます。
席が広い!テレビ画面が大きく、長距離便では電動ベッドのように寝られる席もある!
いざ飛行機に搭乗してから、初めてビジネスクラスに乗った時はその座席のクオリティの高さに驚きました。
映画などを見られる液晶画面はエコノミークラスの約2倍の大きさで、電動イスになっているので、気分はまるで自分専用の映画館にいるようです。
さらに、長距離便では、その電動イスの背もたれが180度曲がり、完全にベッドのように平らにすることができます。エコノミークラスのように寝たら背中や腰、肩が痛くなるということは全くなく、快適に過ごせます。
無料のアメニティがついている!機内用のノイズキャンセリングヘッドホンも!
さらに座席には、各航空会社オリジナルのアメニティがついています。
写真は大韓航空で2019年4月にもらったアメニティの例です。
中身は、ハンドクリーム、ボディクリーム、リップクリーム、歯ブラシセット、靴ベラ、アイマスク、耳栓、スリッパです。
また、こちらは機内での利用限定ですが、ノイズキャンセリングのヘッドホンもついている航空会社がほとんどです。ANAに搭乗した際には、Boseのヘッドホンでした。
食事がまるでレストランのようなクオリティ!
飛行機に乗ると移動時間の長さに応じて、1-2回程度の食事がついてきます。
エコノミークラスの場合は、お弁当のようなイメージの食事が出てくるかと思います。
ビジネスクラスでは、食事の前に前菜が出てきて、食事は陶器のお皿でおしゃれに盛られ、食後のデザートまでついてくるという至られつくせりです。
例えば、大韓航空のビジネスクラスの食事では、下の写真のようなビビンバを選択することができました。
これらの食事と別に、ANAでは一風堂のラーメンやカツカレー、大韓航空では辛ラーメンをいつでも頼むことが出来るサービスもありました。
ここまで良い食事が飛行機で出なくても良いんじゃないかな?と思ってしまいますが、やはりおいしい食事が食べれることはテンションが上がりますね。
預けた荷物をほとんど待たずに受け取ることができる!
目的地の空港についてからも、時間短縮が図れます。
預け荷物はベルトコンベヤーのようなものから出てきます。このベルトコンベヤーはエコノミーとビジネスで別れてはいないのですが、ビジネスクラスの場合はチェックインの時点で優先(プライオリティ)のマークを付けられており、そのために最初の方に出てくるのです。
時間の差としては約5-10分程度、ここでも時間が節約できます。
エコノミーでも一部ビジネスのサービスを受ける裏技
実は、機内のサービス以外の4つのサービス(1.優先チェックイン、2.ラウンジ利用、3.優先搭乗、4.荷物優先受け取り)は、エコノミークラスでも受ける方法があります。
航空会社の上級会員になる
1つ目の方法は一定以上飛行機に乗ることで、その航空会社の上級会員になることです。
例えば、ANAであればスーパーフライヤーズ会員、JALではJALグローバルクラブと呼ばれています。
この上級会員は、一度なることが出来れば、それ以降は指定のクレジットカードを持ち続けることで、有効期限なく上級会員でいることができます!
しかし、この上級会員になるには1年のうちにかなり飛行機に乗る必要があるため、難しい方も多いかもしれません。
プライオリティパスを購入する
そこで、お金を払うだけで、2.ラウンジ利用をする方法があります。
それが、「プライオリティパス」というものを年会費を払って購入することです。
世界の各空港のラウンジと提携しているので、基本的にどの空港でもラウンジに入ることが出来ます。また、このパスで入れるラウンジは、搭乗する航空会社と一緒である必要はないので、様々な航空会社のラウンジを試すことができるというメリットもあります。
このプライオリティパス、期限なく何度も入れるプレステージ会員を通常に購入すると399ドル(4万3600円)しますが、クレジットカードによってはそのカードの年会費を払うことで無料でついてくるものもあります。
例えば、楽天プレミアムカード は10,800円が年会費で、無料でプライオリティパスがついてくるので、とてもお得だと思います。
最後に:お金よりも時間と体調を重要視するならビジネスクラスが良いでしょう!
ビジネスクラスのメリットをまとめます!
まず、出発地・到着地それぞれの空港で、ビジネスクラスにするとエコノミーに比べて1時間近く待ち時間を減らすことが出来ます。
また、空港のラウンジで仕事をしたり、機内ではしっかりと休むことが出来ます。
これらを考えると、出張に向けて重要な仕事が残っている場合や、現地到着後すぐからしっかりと仕事をする必要がある場合はビジネスクラスを考えてみると良いのではないでしょうか。
エコノミークラスで旅行する場合でも、航空会社の上級会員になったり、プライオリティパスを使うことで、飛行機の移動のストレスを少しでも減らすと良いと思います。
また、エコノミーの場合は無駄にかかる時間を短縮するためにも、可能な場合は機内持ち込み荷物のみで出張することをおすすめします!荷物リストは下記記事を参考にしてください!
★日本発着の航空券を予約する際には、Expedia(エクスペディア)を利用するとお得です。
エクスペディアやクレジットカードのポイント、マイルも貯まりますし、ホテルとセットで予約すると割引があるのでまとめて予約するのがおすすめです。
★忘れずに海外対応のポケットWiFiレンタルもしておきましょう。
海外向けポケットWiFi:たまに海外旅行する人に
▼他のビジネスクラス搭乗記事はこちら