海外に行った時に、空港などにある免税店で買い物すると消費税がかからない、ということは海外旅行に良く行く方ならご存知かと思います。
同じように、海外に住んでいる日本人は、一時帰国で日本を訪れた時に免税で買い物ができるということをご存知ですか?
消費税が10%にあがった今、消費税なしにできることを知っているか知らないかはかなり大きな違いですよね。
この記事では、どうしたら免税が受けられるのかということをご紹介した上で、具体的にユニクロで免税した経験をお伝えいたします。
一時帰国で免税を受けるための4つの条件
日本人が海外旅行に行った時に、免税になるには免税店でパスポートを見せて購入し、手続きをする必要があります。
同じように、一時帰国で日本で免税する場合にも、免税を受けるためには4つの条件があります。
その条件とは・・・
- 場所:免税店で購入すること
- 対象者:非居住者であること
- 対象物:一般物品または消耗品であること
- 手続き;販売時に所定の手続きをすること
1つずつ詳しくご説明していきます。
場所:免税店で購入すること
どこで買っても免税になるということはありません。
所定の場所、つまり免税店と呼ばれる場所で購入する必要があります。
例えば、次のようなお店が免税店として認められています。
- ヨドバシカメラなどの電化製品店
- ユニクロなどの医療服店
- サンドラッグなどの薬局
- ドン・キホーテ
- その他たくさん
対象者:非居住者であること
次に、非居住者であることが条件とされています。
非居住者とは、次のように定義されています。
❶外国にある事務所(日本法人の海外支店等、現地法人、駐在員事務所及び国際機関を含む)に勤務する目的で出国し外国に滞在する者
❷2年以上外国に滞在する目的で出国し外国に滞在する者
❸[1]及び[2]に掲げる者のほか、日本出国後、外国に2年以上滞在するに至った者
❹[1]から[3]までに掲げる者で、事務連絡、休暇等のため一時帰国し、その滞在期間が6か月未満の者出典:観光庁ホームページ
つまり、海外に住んでいる場合も、2年以上滞在する予定・実際に滞在中でないと、非居住者とされない場合があります。
一方、❶の条件のように、外国にある事務所で勤務している場合は、年数が関係ないと考えて良さそうです。
また、日本への一時帰国が6ヶ月を超える場合は、居住者と見なされてしまうようです。
対象物:一般物品または消耗品であること
対象物は一般物品か消耗品である必要があり、それぞれによって具体的な条件が異なります。
●一般物品の場合、同じ店舗での1日の購入金額が5000円以上である必要があります。
●消耗品の場合、同じ店舗での1日の購入金額が5000円以上50万円以下である必要があります。
手続き:所定の手続きをすること
免税を受けるには、所定の手続きをすることも必要です。
主に次の5点が必要です。
- 帰国時に空港でパスポートに入国スタンプをもらうこと
- 購入時にパスポートで入国スタンプのページを見せること
- 購入時に誓約書を書くこと
- 購入したものは日本では開封しない・使わないこと
- 出国時に購入記録票を税関で提出すること
特に帰国時に空港で自動ゲートを使い、入国スタンプをもらわないと免税手続きができないので注意しよう!
ユニクロで免税した時の手続き
一時帰国した際に、実際に免税を利用してユニクロで買い物してきました。
上記の画像の通り、ユニクロでは5000円以上で免税になることが、店内に書かれています。
税別5000円以上の商品を選ぶ
まず、税別で5000円以上の商品を選ぶことが必要です。
1日あたりに5000円以上なので、複数日に分けてユニクロで5000円以上購入しても合算してくれません。
また、日本にいる家族や親戚向けに購入することはできないので、注意してください。
レジで免税で買いたいことを伝える
商品を選んだら、レジで免税で購入したいことを伝えましょう。
店舗によっては、免税専用のレジがある場合があるようです。
パスポートを見せて誓約書に署名する
免税手続きのために、パスポートを見せて、誓約書に署名します。
通常の買い物よりは時間がかかりますが、それでも5分ほどで手続きは完了します。
購入した商品を開封せずにスーツケースに入れて、出国時に税関で購入記録票を提出すれば手続きは完了です。
一時帰国では免税を利用してお得に買い物しよう
以上、この記事では、一時帰国時に海外在住者が免税で買い物をするための方法についてまとめました。
日本の人が税金を払っている中で払わないのは申し訳ないな・・・という気もするのですが、一時帰国するのにもかなりお金がかかっているので、少しでも節約できるのは嬉しいですよね。
ぜひ、一時帰国の際には日本で買い物して日本の経済に協力しましょう!
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