ただ、LCC(格安航空会社)の問題点は、ちょっとしたことに追加料金がかかること。
例えば、座席の指定、食事、そして、荷物を預けることや機内に7kg以上の荷物を持ち込むことにもお金がかかります。
そこで、この記事では、機内持ち込み荷物の制限7kgってどのくらい?ということを確認した上で、7kgに抑えるための持ち物と詰め方のコツについてご紹介します。
この記事のポイント
- 7kg制限のある航空会社と追加料金をまとめて紹介
- 7kgに収まる持ち物の例を紹介【フィリピン旅行】
- コンパクトに詰めるコツを紹介
旅行ではなく、機内荷物のみで出張する場合の荷物については、海外出張の持ち物チェックリスト:機内持ち込み荷物のみverの記事でまとめているので参考にしてみてください。
7kg制限の航空会社と追加料金
まず、日本発着でよく使われるLCCのなかで、7kg制限がある会社とその追加料金について整理します。
以下の航空会社についてご紹介します。他にも7kg制限のある航空会社がある場合は、おしらせください。
- エアアジア
- ピーチ
- ジェットスター
- セブパシフィック
エアアジアの荷物制限と追加料金
エアアジアは以下の2つで7kgまでの制限です。
- 56cm x 36cm x 23cmまでのカバン(大)
- 40cm x 30cm x 10cm までのカバン(小)
預け荷物をする場合は、成田ークアラルンプールの例で、下記の料金がかかります(予約時に指定した場合)。
20kg | 3700円 |
25kg | 4200円 |
30kg | 5100円 |
40kg | 7400円 |
予約時に指定していない場合は約10%アップ、さらに、当日空港で申し込む場合は10kgまでで1万円かかります。
追加料金は、ルートによって異なりますので、詳しくはこちらのエアアジア公式ホームページでご確認ください。
ピーチの荷物制限と追加料金
出典:ピーチ
ピーチの場合は、下記の大きさの荷物2つまでで7kg制限があります。
- 3辺の長さの合計が115cm以内
預け荷物する場合の料金は、距離によって変わります。
また、インターネットで依頼する場合とコンタクトセンター・空港カウンターで予約する場合とで料金が異なります。
エアアジアと同様、空港カウンターで依頼する場合は、高額になるので注意してください。
▼下記は、インターネットで事前依頼した場合の料金です。
- 国内線:1700円
- 国際線(ソウル・釜山):1900円
- 国際線(台北・高雄・香港・バンコク):3200円
- 国際線(上海):4900円
予約の内容によっても異なりますので、詳しくはこちらのピーチ公式ホームページでご確認ください。
ジェットスターの荷物制限と追加料金
出典:ジェットスタージャパン
ジェットスターは、下記の制限内で2つ、合計7kgまでが制限です。
- 56cm x 36cm x 23cm(キャリーケースなど);または、
- 114cm x 60cm x 11cm (スーツカバーなど)
ジェットスターで変わっている点は、追加料金を払うことで、プラス7kgというオプションを追加できますことです。
この場合、1つの荷物の重さが10kg を超えないことを条件に、合計14kgまでの機内持ち込み荷物を持ってくることが可能です。
空港カウンターで預け荷物をする場合は、下記の料金がかかります。
- 日本国内線:3600円
- 国際線(ジェットスター・ジャパン):5000円
ジェットスターの国際線は、ジェットスターだけではなく、ジェットスターアジアなどもあるので、注意してください。
詳しくは、こちらのジェットスターの公式サイトをご覧ください。
▼(参考)ジェットスターの搭乗記はこちら
マニラからの一時帰国は、ジェットスター・アジア便で関空に到着しましたが、マニラへの戻りは成田からジェットスター・ジャパン便を利用しました。ジェットスター・アジア便の記事は2019年ジェットスター・アジア搭乗記【マニラ〜大阪】の記事を参考[…]
セブパシフィックの荷物制限と追加料金
出典:セブパシフィック
セブパシフィックの場合は、7kgまでのハンドキャリーバッグに、小さな荷物を1つ別途持ち込むことができます。
- ハンドキャリーバッグ:56cm x 36cm x 23cmまで
- 小さな荷物:35cm x 20cm x 20cmまで
日本からマニラまでの距離で、預け荷物をする場合は、重さごとに以下の料金がかかります。
- 20kgまで: 2,300円
- 32kgまで: 3,500円
- 40kgまで: 4,800円
セブパシフィックの場合、料金は実際にチケットを予約する際にしか見れないので、必要な場合は忘れずに予約するようにしましょう。
7kgに収まる持ち物の例&詰め方のコツ
続いて、実際に7kgに収まるようにまとめた荷物の例をご紹介します。
今回の条件は下記の通りです。
- 経路:マニラーボラカイ島ーセブ島ーマニラ(フィリピン国内線)
- 期間:1週間
- 季節:夏
LCC対応のスーツケース
基本的に、LCCの場合は56cm x 36cm x 23cmまでのスーツケースであれば、問題なく持ち込むことができます。
車輪も含めた大きさなため、LCC対応でない機内持ち込み用スーツケースだとオーバーする可能性があるので注意してください。
私の場合は、値段が少し高いですが、サムソナイトのカバンが軽量で作りもしっかりしているので愛用しています。
▼サムソナイトの機内持ち込み対応軽量スーツケース
LCCの場合は、スーツケース自体の重さが軽いことが重要なので、重量にチェックしてスーツケースを選んでみてね。
▼お手頃価格な機内持ち込み対応軽量スーツケース
洋服は取手側に入れる
この写真にある通り、洋服は取手のある側に入れると良いです。
その理由は、取手がある側はデコボコしているため、形が硬いものを入れるとスペースが無駄になるためです。
また、洋服を入れるときには、画像の真ん中上にあるような、中身の見えるメッシュの収納ケースを使うと綺麗に整理できます。
ズボンなどの大きなものは入れる必要がありませんが、下着などを入れると中身がバラバラになりません。
サンダルは荷物に・靴を履いていく
また、南国に行く場合には、靴を履いて行き、荷物の中にビーチサンダルを入れておくのが良いでしょう。
その理由は、重さだけではなく、飛行機機内は冷えることもあるためです。
わたしはハワイアナスのサンダルが歩きやすくて丈夫なので愛好しています。
内ポケットに薬やシャンプーなどを
ホテルなどで過去にもらって余ったシャンプーや歯ブラシなどは、こういうときに活躍します。
▼忘れずに持って行きたい小物は、下記の通りです(クリックするとAmazonの該当ページにアクセスできます)。
コンパクトな水中カメラは万能
写真のようなコンパクトで水中で取れるGoProのようなカメラは、海外旅行でとても役に立ちます。
わたしはDragon Touchというブランドのものを使っていますが、安いのによく撮れて、コスパ最強です。
また、海外で海やプール、雨などで濡れる可能性がある場合には、防水のスマホケースを持って行きます。
首からかけてシャツの下に隠していれば、ポケットにいれておくより盗難対策にもなるのでおすすめです。
これらの小さな小物たちは、愛用のハリスツィードの収納ケースにしまって持って行きます。
パソコンやタブレット
荷物の重量に余裕がある場合はMacbook Air、余裕がない場合は、iPadを持参します。
軽量なMacbook Airでもタブレットとは1kgほどの差があるので、旅行時にはタブレットを持っておくと便利です。
どこでも重量を測れるツール
実際に7kg以下になっているか測るのに便利なツールがあります。
画像のように、引っ掛けて持つだけで重量が測れます。
従来の体重計のようにかさばらないので、荷物にいれておけば帰りにお土産を買っても重量確認で心配する必要がありません。
1000円程度で買えるので、飛行機に定期的に乗る人には必需品です。
パスポートや財布は小物用バッグに
スーツケースとは別に、小物を入れる用のバッグを持っておきましょう。
最初に説明した通り、多くの会社で2つあわせて7kgな点に注意しましょう。
LCCの荷物制限7kg対策まとめ
以上、この記事ではLCCで旅行するときに注意したい7kg制限とその対策について、フィリピン旅行の例にあわせてご紹介しました。
▼他にも、海外旅行の旅のノウハウや現地情報をまとめているので、ぜひ読んでみてください。