- 付き合っている相手がそろそろ海外赴任するかもしれない。
- 海外赴任するから、結婚してついてこないかと言われた。
- 海外赴任のタイミングでプロポーズしようかと考えている。
こんにちは!アメリカへの赴任をきっかけに、現在の結婚相手と結婚することを決めたグリット(@GlobalLifetips1)です。
自分でも相手でも、海外赴任で何年も海外に行くということになった場合、結婚するのか、遠距離にするのか、別れるのか、悩みますよね。
わたし達は結婚することにしましたが、実際にアメリカに来てから同年代の人らに会うと、遠距離にした人や別れてしまった人も多くいるのが現状です。
既に海外にいるけど恋人がいないという人は、マッチングアプリをしていたりします。
この記事では、私たちの経験を踏まえて、
・結婚する場合に考えるべきこととは?
の2点についてご紹介します。
海外駐在と結婚が重なることが増えている
冒頭でも書きましたが、海外駐在をきっかけに結婚を考える人が増えていると感じます。
その理由は、主に3つあるでしょう。
- 30歳前後で海外赴任のチャンスが来る
- 数年赴任に行く前に決断する必要がある
- 遠距離恋愛をしていた場合、一緒に住むことができる
30歳前後で海外赴任のチャンスが来る
海外赴任のチャンスが来るのは、新卒から働いて経験を積んだ30歳前後になることが多いです。
昔はもっと経験を積んだ人がいく場合も多かったようですが、最近は英語力もある若手のうちから海外に行く機会が増えているように思います。
家族帯同よりも、一人で行ってもらった方が会社の経費としても安く済むということもあるようです。
30歳前後となると、まさに結婚適齢期といわれる時期なので、付き合っている人がいる場合は、結婚を考えますよね。
数年赴任に行く前に決断する必要がある
遠距離恋愛をするにしても、結婚するにしても、別れるにしても、一つの決断が迫られます。
海外赴任に行くとなると、最低でも1年、長いと5年ほど行くことになります。
どの選択をするにしても、次の数年間はそれまでとは違った関係になります。
それまで結婚のことを意識していなかったカップルでも、関係性が変わることで、きちんと話し合うきっかけになると思います。
遠距離恋愛をしていた場合、一緒に住むことができる
遠距離恋愛のカップルの場合、海外赴任を機に結婚し、家族として同行することで、一緒に住むことができるという点もポイントです。
職場の立地の関係で遠距離恋愛をしている社会人カップルも多いのではないでしょうか。
私たちはこのパターンで、遠距離恋愛を終わらすには、どちらかが転職するか、リモートワークなどが認められるか、海外赴任に配偶者として同行するか、といった選択肢しかありませんでした。
日本国内とはいえ、関東と関西をまたぐ転職は業種的になかなか難しく、リモートワークもまだ認められていませんでした。
一方で、結婚した場合には、配偶者として海外赴任に同行するために休職する制度がある場合もあります。
海外赴任を機に結婚する際に考えるべきこと
海外駐在を機に、結婚を考えることが増えているなかで、考えるべきことについても私たちの経験に沿ってお話ししたいと思います。
- 相手のキャリアをどうするのか
- 現地で相手が何をするのか
- 帰国後に復帰できるか
- 子どもは駐在中か帰国後か
- 結婚式はどうするのか
これら5つのことについて、具体的にご説明します。
相手のキャリアをどうするのか
1番話し合う機会が多かったのが、同行する相手のキャリアをどうするか、という点です。
海外駐在で結婚もできるとなると、楽しい話ばかりに聞こえますが、実際には海外赴任していない側の人は、日本での仕事・キャリアについて中断することが余儀なくされます。
海外からもリモートワークで働かせてくれたり、現地事務所があるような会社であれば素晴らしいですが、なかなかそんな機会はないでしょう。
退職するのか、休職するのか、休職の場合は何年できるのか?といったことをしっかりと「2人で」確認しておくことが大事です。
現地で相手が何をするのか
休職や退職して同行した場合、現地で何をするのか?ということも、気にする必要があります。
これまで毎日週5で働いていて、やっとゆっくり休める~。。。って思うのは最初の数週間から1か月くらいだけです。
これまでの友達や知り合いは働いているなかで、自分だけ家にいてやることがない、となると落ち込むことも多いです。
語学学校に通ったり、ボランティアをしたり、ブログなどで副業を始めてみたり、新しいことをはじめてみることが大事です。
語学学校などに行く場合、かかる費用について、それまで自分で稼いで生活していた人にとって、相手の収入だけに頼って自分のために使うということに、引け目を感じる人も多いです。
帰国後に復帰できるか
退職した場合、日本に帰国した後に再就職することができるか、ということもポイントです。
会社によっては、海外駐在に同行していた人を、何年も休んでいた人だから仕事ができないんじゃないの?と思われることもあります。
女性の場合には、中途で就職してもすぐに育休で休むんじゃないの?という偏見を持っている古い会社もまだ多いでしょう。
実際にできるかよりも、印象で評価されてしまう日本の文化があるのは事実として受け止めておく必要があります。
子どもは駐在中か帰国後か
将来的に子どもを持ちたいと思っている人にとっては、子どもを駐在中につくるか、帰国後にするかも悩みどころです。
これは、主に旦那の駐在に女性が同行した場合です。
現地で妊娠して、出産までする方もいますが、医療や言語の心配から、現地で産むことはしたくないという人も多いでしょう。
一時帰国して出産する場合にも、旦那は海外で働いているので、出産の前後に一緒にいられる日数は限定的になってしまいます。
一方で、帰国を待った場合には、女性のキャリアとのバランスも取りにくくなります。
結婚式はどうするのか
最後に、駐在を機に結婚した場合、結婚式をどうするのか?ということも大事な点だと思います。
私たちの場合は、アメリカに移って2年目に一時帰国して結婚式をすることに決めました。
その理由は、アメリカに行くまでには準備が間に合わず、将来帰国してからとなると、いつになるか明確に分からなかったからです。
詳しくは、「海外カップル必見:帰国を待たず日本で結婚式するメリット3選」の記事でまとめています。
本記事は、「海外在住で日本の結婚式シリーズ」の第一弾として書いています!20代から30代にかけて、仕事も恋愛も少しずつ落ち着いていて、結婚を考えていたタイミングでどちらかが海外赴任を言い渡され、それをきっかけに結婚すると[…]
まとめ: 個人ではなく家族としてのキャリアプランが必要
以上、この記事では海外駐在をきっかけに結婚する場合に、よく考えるべきことについてまとめました。
海外駐在に行くというタイミングは、1つの決断のときになります。
結婚まではそれぞれのことを別々に考えていても成り立ちますが、結婚する場合はお互いのキャリアや家族計画のことをしっかりと話し合っていくことが大事です。
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