フィリピンの台風事情
フィリピンには、毎年20回台風に近い状況が発生し、そのうち10回が台風となり、さらに5回が大型の台風となります。
マニラやセブは台風の危険性あり
フィリピンにおける台風の特徴は、東から北に向かって来ることです。
上の地図は、1945年から2006年までの台風の軌道で、青色が小さな台風、赤色になるにつれて、大きな台風の軌道になります。
地図の中央少し左側に日本やフィリピンがあります。
フィリピンのほぼすべてが赤い台風の通り道になっていることがわかるかと思います。日本は水色が多いので、フィリピンの台風は日本よりも威力が強いことがわかります。
唯一、ミンダナオ島の南の方では台風のリクスはほとんどないそうです。
セブ島やマニラは、台風の通り道になることがあるため、リスクがあります。
フィリピンの台風の危険がある時期
日本では、台風というと秋におきるイメージが強いと思います。
フィリピンでは異なり、年間を通じて台風が起きるリスクがあります。
その中でも特に台風が起きる可能性が高いのが雨季の6−9月で、5月が最も確率が低いです。
ただ、本当に年間を通じて台風のリスクが高いので、その都度チェックすることが必須です。
実際、2013年に大きな被害を出した台風ヨランダ(ハイアン)は2013年11月7-8日、2012年の台風パブロも12月2-9日と乾季におきています。台風ヨランダでは、暴風や高潮で死者約6,000人,負傷者約28,000人と、かなりの被害が出ています。
必ずやるべきフィリピン台風対策
台風の情報をしっかりと把握しておくとともに、可能性があるときは懐中電灯や非常食などの備品を用意しておくことが必須です。
フィリピンの最新の台風情報がわかるサイトをまずはご紹介します。
フィリピン台風情報サイト
フィリピン気象庁
画像出典:PAGASA
フィリピンの台風情報は、フィリピンの気象庁「Philippine Atmospheric, Geophysical and Astronomical Services Administration (PAGASA)」のサイトを見るのが一番確実です。
画面のように、左側に本日と今後5日間の天気情報、右側に雨雲と台風の位置が、今後の予報を含めて掲載されています。
台風は数日前になるまでは規模や経路、スピードなどがわからないことが多いです。
日本のニュースでもよく台風の経路が変わったと言われているよね。
旅行の5日前にみて、台風がないからといって安心せず、定期的にチェックすることをおすすめします。
日本語でチェックしたいなら日本の気象庁のサイト
出典:気象庁
日本の気象庁の台風サイトでも、フィリピン近くの台風情報が載っています。
ただ、フィリピン向けに作られてはいないので、英語がわからなくても、上記のフィリピン気象庁のサイトもチェックしておくことをおすすめします。
続いて、台風対策に用意しておくべきものをご紹介します。
台風対策グッズ
台風対策グッズは、日本から持って行くのが安心です。
フィリピンの現地で買えるものもありますが、日本ほど防災グッズが充実した国はありません。
アルファ米
水を入れるだけで簡単に食べられるアルファ米は、災害対策の必須品です。
特に尾西食品のものはとてもおいしく、災害時でないときに食べてみても良いですね。
ポータブル浄水器
災害時で飲み水がなくなってしまったときに使えるのがこちらのポータブル浄水器です。
持ち運びにも便利なので、フィリピンに来るときには持ってきておくと良いでしょう。
ライト
災害時に真っ暗になるとかなり厳しいので、コンパクトなライトも用意しておきましょう。
わたしは一度用意し忘れていたときに住んでいた地域が停電になり、かなり困りました。
スマホのライトも一時的には使えますが、充電に限りがあるのでライトとしてばかり使えないですからね。
コンパクトになるヘルメット
このヘルメットは、薄く畳むことができるので、閉まっておくのに便利です。
災害対策に持っておきたいですね。
フィリピン旅行・生活には台風への注意が必須
以上、この記事ではフィリピンの台風事情についてご説明しました。
日本も災害大国と言われますが、台風に関してはフィリピンは日本以上です。
旅行に行く時や語学留学、仕事などで中長期生活するときには、台風対策をしっかりして行くようにしましょう。
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