アメリカ在住者向けに、ANAに乗るための「マイル」を「クレジットカード」のポイントを使って効率的にためるポイントを説明します。
アメリカ東海岸と日本の航空券を買うと2000ドル以上はするので、これが無料になったらとてもお得ですよね。
陸マイラー初心者編:ANA&ユナイテッドマイルについて
マイルとは、飛行機での移動距離に応じて貯まるポイント
マイルも基本的には同じ考え方をしていただければ大丈夫です。
マイル(Mile)は、アメリカで使われる距離を表す単位で、日本でいうキロメートル(km)みたいな感じです。
日本とアメリカ東海岸の間の距離は都市に寄りますがだいたい1万マイル(1万6000キロメートル)。
そのため、この距離を片道移動すると約1万マイル分のマイル(ポイント)がたまり、往復すると約2万マイル貯まるという仕組みになっています。
マイルを貯めるには、①飛行機に乗る、②クレジットカードのポイントで貯めるの2択
このように、当初マイルとは飛行機での移動によって貯まるポイントでしたが、飛行機に乗らなくてもマイルが貯められる仕組みができてきました。
TSUTAYAのポイントカードでも、例えばファミマで使ってもポイントがたまったり、TSUTAYAのクレジットカードを使うことで、他のお店で使っていてもTSUTAYAポイントが自動的に貯まっていきますよね。
同様に、飛行機の移動以外でも、航空会社が発行するクレジットカードを使うことで、消費量に応じてマイル(ポイント)をあげますよ、という仕組みが出来てきました。
飛行機に乗らずにマイルを貯めることを陸マイラーという
上で書いた通り、マイルを貯めるには、飛行機に乗って移動し、移動距離に応じて貯める方法と、クレジットカードでポイントを貯める2通りがあります。 そのうち、飛行機に乗らずにクレジットカードのみでマイルを貯めることを陸マイラーと呼びます。
ANAとユナイテッドは同じグループに属しているので、ユナイテッドマイルでもANAに乗れる
ANAよりもユナイテッドの方がマイルは良いって言っているけど、飛行機のサービスは絶対ANAの方が良いんだから、マイルを貯めて無料で乗るならユナイテッドよりもANAの方が良いって。
わたしもどうせ乗るなら日本の航空会社であるANAやJALの方が良いと思います。
では、なぜこの記事ではユナイテッドをオススメしているのでしょうか?
ユナイテッドのマイルがANAよりも陸マイラーをするのに優れている6つの理由
さて、ここまででマイルについて理解し、ユナイテッドのマイルはANAの航空券予約にも使えることがわかっていただけたかと思います。
それでは、本記事のメイン、同じようにマイルを貯めるのであれば、ANAよりもユナイテッドで貯めた方がお得だという理由を説明していきたいと思います。
クレジットカードを作るだけで日米往復マイルが貯まる
入会して指定された金額を使うだけで40,000マイル(時期によっては60,000マイル)が追加でもらえます。
アメリカと日本の往復航空券で必要なマイル数は、70,000マイルなので、半分以上、(60,000マイルの場合はほぼ全て)を入会ボーナスだけでもらうことができます。
アメリカに住んでいるからこその特権なので、アメリカ在住の方にはぜひオススメしたいです。
ANAは3年だけどユナイテッドは有効期限が実質ない
実質というのは、ユナイテッドのマイルは18ヶ月で切れるのですが、その間に1度でもマイルに増減があればさらに18ヶ月延びる仕組みになっています。
例えばANAでマイルを使って東京大阪間往復したくても、あるマイルが有効期限が間近な10,000マイルだけだと、東京大阪間往復に必要な12,000マイルに足りなくて使うことができず、そのまま有効期限が切れてしまうとせっかく貯めたマイルも無駄になってしまいます。
マイルを使うときにはある程度のマイル数が必要で、そこまで貯めるには時間がかかるので、有効期限があると正直貯めにくいです。
ANAだとかかる燃油サーチャージ(約4万円)がかからない
それは燃油サーチャージや空港の使用料、税などです。
この燃油サーチャージ、ANAだとアメリカ東海岸と日本の往復が38,000円ほど取られてしまうのですが、ユナイテッドの場合は燃油サーチャージも必要マイルに含まれているので、空港使用料の数千円のみので済みます。
ワシントンDCと東京の往復で考えた場合、
- ANAは必要マイル50,000マイル+料金約40,000円
- ユナイテッドは必要マイル70,000マイル+料金約3,000円
と、必要マイル数は多いものの、実際に払わなければいけない金額の桁が変わってきます。
わたしはこの事実を知らずに、必要マイル数が少ないからという理由で最初の頃ANAマイルを貯めていましたが、結局別途料金が高くかかるということを知り驚愕しました。
マイルがANAよりも貯まりやすい
アメリカでANAのマイルをクレジットカード(ANA CARD USA)で貯める場合は、 1ドルごとに1マイルがたまります。
実はこれは日本のANAカードよりもたまりやすい設定になっています。
しかし、ユナイテッドのクレジットカードはそれ以上。
基本は同じ1ドル1マイルですが、レストランやホテルでの支払いの場合は1.5倍貯まるようになっています。
通常はビジネスクラス限定のラウンジに年に2回入れる
最後に、ユナイテッドのクレジットカードに登録していると、年に2回ビジネスクラスのラウンジに入れるチケットが届きます。
ビジネスクラスのラウンジでは、食事やお酒が無料で提供されて、出発前にゆっくりと過ごすことができるのでありがたいですね!
アメリカ国外での利用時の手数料が無料
ANAカードを含む多くのクレジットカードの場合、海外で使用すると料金と別で手数料が取られてしまいます。
しかし、ユナイテッドのクレジットカードはこれがなんと無料。
もし50万円海外で使った場合の手数料は1万5000円にもなるので、これが無料となるのは大きな違いだと思います。
アメリカで陸マイラーするならANAから段階的にユナイテッドへ切り替えを
これまでたくさんユナイテッドのマイルをおすすめしてきましたが、ユナイテッドのクレジットカードを作る上で1つ大きな障壁があります。
それが、アメリカのクレジットスコアです。多くの日本人は、アメリカに住んだことがないと、信用性がまだ担保されていないうちは現地のクレジットカードを作ることは承認してもらいにくいです。
詳しくは、【アメリカ】クレジットスコア(FICO)の確認方法と上げる方法の記事を参考にしてみてください。
それでは、それぞれのカードの特徴や申請方法について見ていきましょう。
渡米すぐは簡単に承認されるANA CARD USAを作ってANAマイルを貯めよう
ANA CARD USAは、上で書いた通り、アメリカ駐在となった場合にすぐに作れる数少ないクレジットカードの一つです。
年会費は70ドルかかりますが、1ドルにつき1ANAマイルが貯まり、定期的に使うことでアメリカのクレジットヒストリーを蓄積することができます。
1年後からはよりお得なユナイテッドのクレジットカード(United Explorer Card)に
クレジットヒストリーが十分貯まったところで、ユナイテッドのクレジットカードであるUnited Explorer Cardに申請しましょう。
年会費は95ドルとANAカードよりも少し高額ですが、1年目は年会費無料でつくることができます。
もしかすると、渡米から早すぎる場合やあまりクレジットカードを使っていない場合は申請しても審査に落ちてしまうこともあるかもしれません。
ユナイテッド以外ならAMEXのカードがおすすめ
AMEX(アメックス)の場合、ANAよりも効率的にポイントが貯まり、貯まったポイントをANAのマイルに交換することができます。
アメリカのアメックスクレジットカード全16種類まとめの記事で全カードをまとめて紹介しています。
陸マイラーまとめ:ユナイテッドでお得にマイルを貯めて無料で日本に帰ろう
以上、今回はアメリカ在住の方でANA航空券のマイルを貯めたい方向けにまとめました。 ANAに乗りたい場合でも、実はANAよりもユナイテッドのクレジットカードがお得だということをご紹介しました。
入会ボーナスだけでも、日本往復の航空券のかなりの部分を貯めることができますので、うまく活用してぜひ無料で日本へ帰りましょう!
入会ボーナスマイルがもらえるユナイテッドクレジットカードを作る
他にも、このブログではアメリカのクレジットカードや生活情報をまとめています。 他のおすすめ記事も、ぜひ読んでみてください。