海外に住んでいると、普通にテレビをつけただけでは、日本のテレビ番組は見れないですよね。
オンデマンドでインターネットで見られる番組も、海外にいると「お住まいの地域では視聴できません。」という画面が出て、見ることができないことに気が付いた人も多いのではないでしょうか?
東京オリンピックについても、国によってはスポーツチャンネルが中継することもあるでしょうが、日本の放送とは違います。
そのため、日本を応援したい!日本人選手が見たい!と思っても、海外の中継では着目されず、実際にはあまり見れなかったりするんですよね。
この記事でわかること
- 海外から日本のテレビが見れない理由
- 海外から日本のテレビ番組を見る3つの方法
- あなたに合わせたおすすめの方法
先に結論を言うと、
●リアルタイムで日本のテレビが見たいという人には、「クールTV」が一番安くて高画質なためおすすめです。
●日本の家に機械を置ける&海外駐在の期間がかなり長いという人には、「Slingbox」が便利です。
●録画でも良いから少しでも安く見たいという人には、「セカイVPN 」を利用してTver、U-Next、Huluなどの映像配信サービスを利用する方法が良いです。
海外から日本のテレビが見れない2つの理由
- 日本のテレビ番組は日本国外では受信できない
- 海外からネットで見ようとすると検閲が入り、見ることができない
日本のテレビ番組は日本国外では受信できない
まず、日本のテレビで普段見る番組は、地デジ(地上デジタル放送)という方式で配信されています。
つまり、電波塔のない海外には、日本のテレビを持って行っても電波がないので日本のテレビ番組を受信することはできません。
一方で、最近は「オンデマンド」という方式で、インターネットからもテレビを見ることができる方式が増えてきています。
例えば、フジテレビオンデマンドやTBSオンデマンドなどですね。
海外からオンデマンド(インターネット)で見ようとすると検閲で見ることができない
オンデマンドでも、残念ながら海外にいるとみることができません。
TBSオンデマンドのサイトでも、次のように書かれています。
出典:TBS
海外から見られない理由としては、動画の違法コピーを避けることが目的にあるようです。
実際に見ようとすると、こんな画面が出てしまいます・・・
ここまでで、なぜ海外からは日本のテレビ番組が見られないのか?という理由が分かりました。
次に、海外からも日本のテレビ番組を見る方法について3つの方法をご紹介していきます。
方法1:CoolTVに登録する【リアルタイムOK&高画質】
▲CoolTVの視聴画面をスクリーンショットした様子
1つ目の方法が、CoolTVというサービスを利用する方法です。
CoolTVの特徴をざっくり解説するとこんな感じです!
- 日本のテレビと同じ時間にリアルタイム放送
- 日本のテレビと変わらないハイビジョン画質
- 関東だけでなく関西の地上波も見れる
- BSデジタル・CSデジタル・英語チャンネルも合わせると54局の視聴が可能
- 映画とテレビドラマのVOD機能:無料で日本語の映画とドラマ1,000本以上を満喫できる。
- テレビだけでなく、パソコンやタブレット、スマホでも視聴でいる
- 過去30日間の番組はいつでも見れる
CoolTVは類似サービスに比べて値段が半額以下
似たようなサービスとしては、アメリカやカナダから日本のテレビを見られるテレビジャパンやDYA.TVというものがあります。
テレビジャパンやDYA’TVの値段は、月々約5,000円です。
一方で、CoolTVはこれだけ出来て、料金は月々2,500円(年30,000円)とテレビジャパンの半額です。
比較表にするとこんな感じです。
料金 | チャンネル数 | 過去のテレビ | |
CoolTV | 月2500円(年間3万円) | 54局+VOD機能 | 30日前まで見逃し配信 |
テレビジャパン | 月50ドル(約5500円) | テレビジャパンが選んだ番組 | 2週間前まで見逃し配信 |
DYA’TV | 月49.99ドル(約5500 円) | 日本の関東圏民放8局 | 見逃し配信なし・録画機能あり |
以上より、機材不要でリアルタイムに見られるもののなかでは、CoolTVが最安です。
【かなり良い感じ】実際にCoolTVをアメリカで登録!
実際に、現在アメリカ生活していて、CoolTVに登録してみました。
Macのパソコンにソフトウェアをインストールするだけで、簡単に見ることができました。
デスクトップにあるアイコンは、このような感じです。
クリックすると、テレビの電源をつけるかのように、自動的に前にみていたチャンネルがつきます。
このように、チャンネルを選ぶことができます。
2週間前までの番組も全て録画されています。
日付を選べば番組表が出て、全て見ることができてとても便利です。
方法2:Slingboxを日本の家に配置【機材への初期投資・月々の費用無料】
2つ目の方法が、Slingboxという機材を日本の家に置くことで、海外からも日本のテレビが見れるというものです。
この方法は、「日本に機材を置く必要がある」ということが、大きな制限になります。
これらの条件を満たせる人にとって、おすすめな方法になります。
具体的には、まず日本で「Slingbox」という機材を購入する必要があります。
Amazonで公式版が購入し、配達してもらえるのが便利です。
また、Slingboxには、録画機能がないため、レコーダーが別途で必要です。
Slingboxに接続されたレコーダーの映像をインターネットで転送します。
無事Slingboxとレコーダーを設置したら、あとはタブレットやパソコン、海外にあるテレビkらSlingboxに接続したレコーダーで見られる番組を全て見れます。
地デジのほかBS、CSも契約していれば見れます。
Slingboxは初期費用のみで月額無料
Slingboxの優れている点は、初期費用のみで、それ以降は月額料金がかからない点です。
Slingboxが約53,000円、レコーダーも50,000円程度かかるため、合計で約10万円の初期費用がかかります。
1つ目のCoolTVと比べると、4年以上海外で生活する場合には、コスパの良い選択ということになりますね。
※日本でのインターネット料金や電気代は含めない場合
方法3:セカイVPNから動画配信サービスを利用【録画のみだけど安い】
最後に紹介するのが、VPNを利用する方法です。
最初にご説明した2つの課題に対して、それぞれ解決していきます。
- ネットのオンデマンドで地デジがなくても見られるようにする(Tver、U-NEXTなど)
- 海外にいてもオンデマンドを国内からつないでいるように設定する(セカイVPN)
どちらか一方だけでは不十分ですが、TverやU-NEXTとセカイVPNを組み合わせることによって、海外に居ても日本のテレビ(録画)がみられるようになります。
ネットのオンデマンドで地デジなしで見る(U-NEXT)
1つ目に関して、テレビ番組をオンデマンドに見るには、Tver(無料)やU-NEXT(有料)にアクセスする必要があります。
Tverで見ることができるのは、民法のみです。
一方で、東京オリンピックを放送するのは、NHKオンデマンドです。
NHKオンデマンドをお得に見るには、U-NEXTという動画配信サイトがおすすめです。
31日間は無料で試すこともできるので、オリンピックの前に、お住まいの国からきちんと見られるか1度試してみると良いでしょう。
U-NEXTは、月額1,990円のみで、NHKだけではなく、他のドラマや映画、アニメも見ることができるので、東京オリンピック関係なく日本のテレビを見るには便利です。
ここまでで、オンデマンドから日本のテレビを見ることができるようになりました。
しかし、最初に説明した通り、このままでは検閲により海外からは見ることができません。
その検閲を合法的に回避して、日本からネットに接続しているように設定する方法が、「VPN接続」というものです。
次にこのVPN接続についてご説明します。
オンデマンドを国内からつないでいるように設定(セカイVPN)
VPN接続を使って接続することで、海外からも日本にいるようにネットを使うことができます。
この住所が日本国外のものだと、日本のテレビのオンデマンドは見ることができません。
VPN接続を使うと、海外に居ても日本のIPアドレス(住所)を通じて接続できるので、検閲に引っかかることなく、安心して日本にいるようにネットができるというわけです。
まとめ:あなたに合った海外から日本のテレビを見るオススメの方法は・・・
以上、この記事では海外から東京オリンピックなどの日本のテレビ番組を見る方法をご紹介しました。
海外でテレビを見ることも現地の言葉に慣れるという意味では大切ですが、日本のテレビ番組が恋しくなることもありますよね。
あなたに最も合った形で、日本のテレビを海外から見る方法を選んでみてください。
再度、まとめです。
●リアルタイムで日本のテレビが見たいという人には、「クールTV」が一番安くて高画質なためおすすめです。
●日本の家に機械を置ける&海外駐在の期間がかなり長いという人には、「Slingbox」が便利です。
●録画でも良いから少しでも安く見たいという人には、「セカイVPN 」を利用してTver、U-Next、Huluなどの映像配信サービスを利用する方法が良いです。
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