再開したボラカイ島に行ってきた【閉鎖された理由と現在の様子】

ボラカイ島って閉鎖されてたの?現在はどんな様子?
グリット
こんな疑問にお答えします。

先に簡単に結論をいうと、ボラカイ島は2018年にドゥテルテ大統領の指示により半年間閉鎖していましたが、現在では条件付きで再開しています。

この記事では、

  1. ボラカイ島が閉鎖された理由
  2. 再開の条件とは?
  3. ボラカイ島の現在の様子

の3点についてご説明します。

グリット
今後、ボラカイ島に行ってみたいと思っている人は、ぜひ理解しておくと良いね!
参考:ボラカイ島旅行の観光ガイド【完全版】の記事で観光情報など全てまとめています!

ボラカイ島が閉鎖された理由

ボラカイ島が閉鎖された理由は、環境の悪化が1番の理由だと言われています。

具体的には3つの要因により、環境が悪化していました。

  1. 観光客の急激な増加
  2. ホテルの乱立
  3. インフラの未整備
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観光客の急激な増加

もともと、ボラカイ島は知る人ぞ知るというリゾートでした。

しかし、格安航空会社が就航したことで一気に知名度が上がります。

2016年には推定170万人の観光客が訪れ、ハイシーズンには毎日7万人もの観光客がボラカイ島を訪れていました。

ホテルの乱立

このような観光客の増加に対して、ホテルが急激に増えていきます。

需要に対応するために、ホテルが新たにできてきましたが、一部のホテルは地元の環境法を順守していなかったそうです。

また、実際にボラカイの建物のうち、半分は保護区(建物を建ててはいけないエリア)に建てられているそうです。

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インフラの未整備

また、観光客が増加するにも関わらず、インフラの整備は追いついていませんでした。

島の下水道はの一部は、未処理の下水を海に直接分散させており、ボラカイ島のビーチに藻が増えたり、大腸菌が発生したりと環境が悪化していたそうです。

このような背景の中、フィリピンのドゥテルテ大統領は、ボラカイ島を「Cesspool (汚水)」と呼び、2018年に一時的な閉鎖を指示しました。

ボラカイ島が再開するために満たした条件

ボラカイ島が閉鎖から再開するにあたり、いくつかの条件が設けられました。

例えば、1日あたりの観光客するは、19,000人までと制限しました。

問題となっていた下水道も整備され、これくらいの人数までであれば持続的な観光業ができるという判断がなされてとのことです。

また、観光客側にも条件が設けられました。

それがこちらのポスターです。

1つずつ日本語で説明していきます。

再開したボラカイで必要になったこと

ボラカイ島行のフェリーに乗る際に、政府が承認したホテルの予約表を示すこと

旅行者は、下水道の条件を満たしていると政府によって承認されている認定ホテルに宿泊する必要があります。

ウォータースポーツのゾーンを守ること

ジェットスキーのような船は、少なくとも100メートル沖合のゾーン行うことになっています。

電気自動車で移動する

電気で走るジプニーで移動することが推奨されています。

グリット
わたしが訪問した際には、台風の被害で電気が止まっていたこともあり、電気のジプニーは走っていませんでした。

再開したボラカイで禁止されていること

他にも、ボラカイ島で禁止になったことが多くあります。

ビーチでのパーティーは禁止

現在、海辺での飲酒(およびそれが作成するゴミ)は禁止されています。

ビーチへの持ち込み禁止

傘、ビーチベッド、デッキチェアなどをビーチに持って入ることは禁止されています。

グリット
折りたたみの日傘なども注意してください。

ビーチにペット禁止

日本からだとあまりないでしょうが、ビーチにペットと一緒に来ることも禁止されています。

ごみ捨て禁止

ビーチでゴミを捨てているのが見つかった場合、罰金になります。

ビーチでのBBQ禁止

フィリピンでは、伝統的に串焼きなどを屋外でする文化がありましたが、ビーチで行うことは禁止されています。

午後9時以降の花火禁止

花火の利用自体も、かなり制限されています。

使い捨てプラスチック禁止

ごみとなるようなプラスチック製品の一部が禁止されています。

例えば、 プラスチックカップやプラスチックストローが現在禁止されています。

ギャンブル禁止

島でのカジノの運営が禁止されています。

砂でお城を作るの禁止

ボラカイ島では、砂でできたお城が有名ですが、現在は公式に承認されたもの以外は禁止されています。

つばを吐くのは禁止

公共の場で吐くことが禁止されています。

ボラカイ島の現在の様子

このように、かなりの条件をつけて再開したボラカイ島に2019年末に行ってきました。

ブログの記事で多く紹介していますが、ボラカイ島のビーチや自然は、本当に美しかったです。

 

再開してから1年以上経ちますが、持続可能な観光業のために、多くの人が意識的に取り組んでいることが非常によくわかります。

ビーチはいつもきれいで、ごみなどが全然ありませんでした。

グリット
ボラカイ島のあとにセブ島に行ったのですが、ビーチにゴミが少しでもあると驚きました・・・。

まとめ:ボラカイ島の閉鎖と再開

以上、この記事ではボラカイ島が閉鎖された理由と、再開後についてご紹介しました。

観光と環境の問題は、ボラカイ島だけではなく、日本でも同じような課題があると感じます。

観光客が増える中で、文化や歴史、環境をどのように維持し、持続可能な観光としていくのか、ボラカイ島の事例から学べることは多いと思います。

▼他のボラカイ島・フィリピン情報もぜひ読んでみてください。

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