会社によっては、海外駐在をすることで英語力や外国との交渉力も付き、将来有望といわれることになるでしょう。
一方で、別の会社では、海外にお客や工場があるため、出世関係なく人を多く送っている場合もあると思います。
また、夫婦共働きの場合は、片方が海外駐在をすることで、もう片方が仕事を休む・辞めることで、キャリアに悪影響が出る場合もあるでしょう。
この記事では
海外駐在のメリット
まずは、海外駐在をする場合のメリットについてみていきましょう。
メリットは主に3つあります。
- 年収が増える
- 必然的に英語力が上がる
- 家族の時間を作りやすい
年収が増える
まず1点目のメリットは、年収が増えることです。
これは、給料とは別に様々な手当てが出ることによります。
手当の内容は会社によって異なりますが、現地での住宅代や車代に加えて、生活費の補助としてももらえる場合が多いみたいです。
わたしが周りの人に聞いた感じだと、日本だと年収500万円くらいの場合でも、アメリカ赴任中は家賃などすべて含めた年収は1000万円を超えるようでした。
出世ではないですが、一時的に年収が上がることは大きなメリットだと思います。
必然的に英語力が上がる
2点目は、海外で生活することで必然的に英語力が上がることです。
グローバルに支店などのある会社では、出世するには高い英語力が求められることも多いです。
海外駐在をした場合には、日本にいるよりも仕事と日常生活の両方で英語を使う機会が増えるので、英語力が上がりやすいです。
一方で、海外駐在を経験している人は英語力が高いと思われることも多いですが、当然意識して勉強しないと英語力は上がらないので、海外駐在の機会を生かして、英語力をあげていくことが大事です。
わたし自身、オーストラリア留学経験があり、英語はある程度できましたが、海外駐在に向けて英語は常に勉強していました。
具体的には、現地についてからも最初の半年間はオンライン英会話を使って仕事前に勉強するようにしていました。
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家族の時間を作りやすい
3つ目のメリットは、家族の時間を作りやすいことです。
海外駐在している場合、日本よりも労働環境が良い場合が多いです。
日本の働き方がブラックすぎるという面もありますし、現地の交通が発達していない分、日本のように遅くまで働けないことも理由にあると思います。
仕事とプライべートのメリハリがつけやすいので、日本よりも早く帰宅して家族の時間を作りやすいのは、大きなメリットだと思います。
海外駐在のデメリット
一方で、デメリットについても理解しておきましょう。
わたしが考えるデメリットは3点です。
- 慣れない環境に最初はストレスが多い
- 相手のキャリアに影響がでる
- 子供の学校に影響が出る
慣れない環境に最初はストレスが多い
まず、慣れない環境なので個人・家族ともにストレスが多いです。
日本では当たり前のように手に入るものが手に入りませんし、新しく生活を0から作り上げる必要があり、慣れるまでは時間がかかります。
駐在員としていく人は、仕事でのプレッシャーと家族からのプレッシャーの両方があることを、事前に理解しておくことが大事です。
どちらも、すぐに解決できるものではなく、時間をかけて慣れていくしかないので、プレッシャーがあると理解したうえで、焦らずに日々過ごすことが良いです。
わたしの場合は、このことに事前からわかっていたので、自分一人でアメリカに1人で渡米して生活の基盤を整え、3か月後に妻は渡米することにしました。
3か月後には、自分の仕事も慣れてきて、現地の生活についても理解できていたので、スムーズに妻が現地に慣れることを手伝うことができました。
相手(私の場合は妻)のキャリアに影響がでる
わたしの場合は、妻が帯同することで、相手のキャリアに穴が開くということが、いつも話題になる課題でした。
共働きの場合、家族で帯同するとなると、退職か休職する必要があります。
しかし、退職しても現地にいる期間が数年の場合、簡単に仕事を見つけることはできません。
日本食レストランの仕事などの求人は良くありますが、それまで別のキャリアを歩んできた人にとっては、キャリアの穴は埋められませんよね。
また、休職して帯同した場合も、現地で働くことは許可されていない場合が多く、数年間のキャリアへの穴は避けられません。
子供の学校に影響が出る
最後に、子どもの転校が必要になるというデメリットがあります。
公立の小学生なら転校も比較的簡単でしょうが、私立の中学校や高校、大学になると子どもが海外駐在についてくるということも難しくなります。
こうなってくると、メリットの3つ目で挙げた、「家族との時間」という面が、逆に失われてしまいます。
小中学生のお子さんをお持ちの方は、現地の学校に通うことで、英語力が伸びるのがメリットだと話されています。
一方で、現地の教育水準によっては、補習校で国語や算数などの補修をしないと帰国後についていけなくなってしまうというデメリットもあります。
まとめ、海外赴任のデメリットを理解しておこう
以上、この記事では海外赴任のメリットとデメリットについてまとめました。
出世コースとして海外赴任のチャンスが来た場合でも、個人で見るのか家族で見るのかによって、メリットやデメリットのバランスは変わってきます。
わたしは海外で仕事をしたことで、見識が広がるすばらしい機会になっているので、海外駐在をおすすめします。
家族として海外駐在をした場合に、それぞれのキャリアや子供の学校のことを、どうバランスを取るのか、ぜひ話し合ってみてください。